今回はクリアバッグの中に入れて使う、インナーバッグの作り方をご紹介していきます。
透明なビニール素材が涼しげなクリアバッグは、春から夏に向けて大活躍のバッグですよね。
最近では100均でも何種類も売られていて、気軽に購入できます。
透けているのがポイントのクリアバッグではありますが、中身が丸見えだと使いづらいなーと感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな時に中身を隠すインナーバッグとしては、巾着袋やポーチを使うのが一般的ですよね。
もちろん巾着やポーチを利用するのもかわいいですが、今回はそのどちらでもないオリジナルの専用インナーバッグの作り方をご紹介しようと思います!
- インナーバッグ・必要な材料や道具
- インナーバッグ・作り方の手順
ではさっそく、必要な材料や道具から説明していきます!
クリアバッグの中身を隠すインナーバッグ|必要な材料と道具
まずは、インナーバッグ作りに必要な材料と道具について説明していきます。
今回は、100均で購入したこちらのクリアバッグをベースにしていきます。
材料もベースとなるクリアバッグのサイズによって、必要な量が変わってきますので注意してくださいね。
必要な材料
- 生地
- ミシン糸
- 紐やリボン(必須ではない)
使う材料はたったこれだけ!
もう少し詳しく説明していきますね。
①生地
今回は100均で見つけたフリークロス(カラーボックス用のカーテン)を使いました。
必要量としては、ベースのバッグの横幅と縦+マチの長さ分を2枚とさらに10cm程度の余裕があれば大丈夫です。
生地を購入する際は、こちらの画像を参考に必要量を見積もってくださいね!
・画像のAは、無地や上下のない柄物の生地を使う際の裁断方法
・画像のBは、上下のある柄物の生地や、縦の長さが足りないハギレなどを活用する際の裁断方法
②ミシン糸
生地に合わせた色の、60番のミシン糸を用意してください。
③紐やリボン(必須ではない)
今回は共布で紐を作るので紐やリボンは必要ありません。
デザインとしてかわいいリボンを付けたい時や、共布での紐作りが難しいと感じた時には用意してください。
紐やリボンを購入するなら…
- 長さは1m~1.5mほど
- 太さは1cm前後のもの
- 丸紐よりも平たいものの方が扱いやすい
このような点に注意しながら、ご用意してくださいね!
必要な道具
- ミシン
- チャコペン
- はさみ
- 定規
- まち針や仮止めクリップ
- アイロン
- 穴あけポンチ(ハンマーなど一式)
基本的な道具があれば作れますが、穴あけポンチとハンマーなどの穴あけに必要な一式があれば尚良いでしょう。
穴あけポンチは100均でも購入できますし、文具の穴あけパンチを利用することもできます。
どちらも用意できない場合には、はさみがあれば大丈夫なのでご安心ください!
クリアバッグの中身を隠すインナーバッグ|作り方の手順
材料と道具が揃ったら、ここから作り方の手順をみてきましょう。
- 生地の裁断
- サイド・マチ・上部を縫う
- 紐を作る・縫い付ける
- バッグに穴を開ける
工程はおおまかに分けると4工程です。
ミシンに慣れている方なら30分ほどで作れてしまいますよ。
ではここから、さらに詳しい作り方を説明いたします!
インナーバッグ作り1|生地の裁断
工程のひとつめ、生地の裁断です。
まずベースになるクリアバッグのサイズを測りましょう。
今回私が使用したクリアバッグは【横29cm・縦27cm・マチ10cm】ですので、こちらのサイズを例に説明していきます。
次に測ったサイズを基に、インナーバッグのサイズを決めます。
ぴったり同じサイズだとおさまりが悪いので、少し小さめに設定しましょう。
例:横28cm・縦26cm・マチ9cm
サイズが決まったら、ここに縫い代分を足して裁断します。
今回の縫い代は、サイドを1.5cm、上部を3cm(1.5cmの完全三つ折り)と設定しました。
縫い代分を含んだ裁断のサイズは以下のようになります。
横:28+1.5+1.5=31cm/縦:26×2+9+3+3=67cm
縫い代は、使う生地や縫製仕様によって変えて大丈夫です。
今回は薄い生地なのでサイドを袋縫いで仕上げるためやや大きめの1.5cmにしました。
ロックミシン等で仕上げる場合には1cmで構いません。
またバッグの口は1.5cmの完全三つ折りにするための3cmです。
もっと太く、または細く仕上げたければ2~6cm程度の間で調整してください。
裁断ができたら次は縫製の工程にいきましょう!
インナーバッグ作り2|サイド・マチ・上部を縫う
工程のふたつめは、インナーバッグのサイドとマチ、そして上部の縫製です。
①まずはサイドを縫います
今回は薄地を使用しているため、サイドの縫い代は袋縫いで仕上げました。
普通~厚手のしっかりとした生地を使用するのであれば、ロックミシンやかがり縫いを使って処理しても大丈夫ですよ!
↓↓袋縫いのしかたと、それ以外の布端の処理のしかたについては、こちらの記事で詳しく説明しています↓↓
②サイドが縫えたら、次はマチを作ります
マチ部分を三角に整え、決めたマチのサイズに縫いましょう。
今回は薄地なので、縫った後の三角の部分は切り取らずに残しておきます。
③最後にバッグの上部を縫います
今回は1.5cm・1.5cmの完全三つ折り縫いにします。
丁寧にアイロンをかけて、しっかりと折り目をつけてから縫うときれいに仕上げることができます。
ここまで出来たら、インナーバッグの本体は完成です!
↓↓ここまでの工程は、こちらのトートバッグの作り方の持ち手をつける前までの工程と基本的に同じです↓↓
マチの作り方もこちらの記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
インナーバッグ作り3|紐を作る・縫い付ける
インナーバッグの胴体部分ができたら、あとは紐をつけるだけです!
もう一息、がんばりましょう!
共布で紐を作る場合は、まず生地を裁断しましょう。
※別でリボンや平紐を用意する場合にはこの工程は飛ばしてください※
サイズは好みにもよりますが、紐の出来上がりサイズは幅1cm・長さ50~60cmくらいが良いかと思います。
ですので、生地は幅4cm・長さ52~62cmくらいで裁断します。
紐用の生地が裁断できたら、まずは紐の両端を1cm折ります。
次に長い辺を真ん中に向かってそれぞれ折ります。
それを、さらに真ん中で折ってください。
画像を参考に、アイロンでしっかり折り目をつけてから縫っていくと、共布の紐の完成です!
紐の用意ができたら、バッグの胴体のサイドに縫い付けてください。
- 紐の真ん中とバッグのサイドのラインを合わせる
- バッグのサイドラインから、左右それぞれ0.5cmのところを縫い付ける
紐の縫い付けができたら、インナーバッグ自体はこれで完成です!
あとはクリアバッグに取り付ける工程です。
インナーバッグ作り4|バッグに穴を開ける
いよいよ最後の工程となりました。
ベースとなるクリアバッグに穴を開けてしまいましょう!
穴を開ける場所は、バッグのサイド、上から1.5〜2cmくらいの場所に左右対称に2つです。
バッグの両サイドに同じように穴をあけます。
もちろん一度開けた穴は塞げないので、慎重に行いましょうね!
穴あけポンチなどを持っている方は、画像のような丸い穴になります。
穴あけポンチなどを使わずにハサミで穴を開ける方は、紐が通せるくらいの細い穴でも大丈夫です。
アレンジとして、ハトメをつけるとちゃんとした製品のような仕上がりになります。
ハトメは手芸用店や、100均でも購入できますので気になる方はチャレンジしてみてくださいね!
穴が開いたら、そこから紐を通して、外でリボン結びをしましょう。
巾着袋ともポーチとも違う、クリアバッグ専用のインナーバッグの完成です!
お疲れ様でした!
まとめ
今回は、クリアバッグの中身を隠すためのインナーバッグの作り方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
とても簡単に専用のインナーバッグが作れましたね!
最後に必要な材料や道具、そして手順をもう一度ご紹介します。
必要な材料はこちらの3点でした。
- 生地
- ミシン糸
- 必要なら紐やリボン
生地から紐を作ることもできるので、3.紐やリボンはなくても大丈夫です。
必要な道具はこちらの7点です。
- ミシン
- チャコペン
- はさみ
- 定規
- まち針や仮止めクリップ
- アイロン
- 穴あけポンチ(ハンマーなど一式)
基本的なお裁縫道具があれば問題ありません。
7.穴あけポンチはなければハサミで代用できるのでご安心くださいね。
そして、インナーバッグ作りの工程は大きくわけるとこちらの4工程でした。
- 生地の裁断
- サイド・マチ・上部を縫う
- 紐を作る・縫い付ける
- バッグに穴を開ける
マチ付きのトートバッグなどが作れる方なら、ほとんど同じ工程で作ることができますよ。
流行りのクリアバッグに挑戦してみたいけど、中身が見えてしまうことに抵抗がある方にはおすすめのインナーバッグです!
中身を全体的に隠すことができるので、お財布や鍵などの貴重品を入れる時も安心感があります。
見本では少し透け感のある生地を使用していますが、もっと厚手の透けない生地を使用すれば完全に隠すこともできます。
とても簡単に作れるので、いろいろな生地で作って、その日の気分で付け替えるのも良いのではないでしょうか?
ポーチや巾着とは一味違うあなただけのインナーバッグをお探しの方は、ぜひこの記事を参考に作ってみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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