今回は流行りのヘアーアクセサリー「デフトバン」の作り方をご紹介していこうと思います。
デフトバンとは、くるくる巻き付けるだけで簡単にかわいいお団子ヘアーが作れるアイテムのことです。
- 人気アイテムなだけに売り切れていてなかなか購入できない
- 子供用に小さめのサイズが欲しい
- 自分の好きなデザインで作ってみたい
このように思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなデフトバンの簡単な作り方を、必要な材料からサイズ決めまでわかりやすくまとめています。
- 必要な材料と道具
- サイズの決め方
- 作り方の手順
最後にアレンジアイデアもご紹介していますので、ぜひ参考にしてオリジナルのデフトバンを作ってみてくださいね!
デフトバンの作り方・必要な材料と道具
まずはデフトバン作りに必要な材料と道具をご紹介していきます。
- 生地
- 針金(1m程度)
- ミシン糸
- 粘着テープ(ガムテープやビニールテープなど)
必要な材料はたったこれだけです!
粘着テープは針金のつなぎ目を隠すために使います。
また必要な道具はこちらです。
- ミシン
- アイロン
- はさみ
- 定規
- ペンチ
- まち針・仮止めクリップ
基本的な道具があれば大丈夫です!
今回は針金を使いますので、ペンチを用意しましょう。
作業工程で手縫いをする場合は手縫い針と糸も必要になりますが、すべてミシンだけで縫うことも可能です。
材料について少し補足をいたします。
補足・生地について
まず生地の厚みは、中~やや厚めくらいのものが良いでしょう。
とくに薄すぎるものは避けた方が良いでしょう。
今回つくるデフトバンは中に針金を通すので、薄すぎる生地とはあまり相性が良くないです。
また髪の毛にくるくると巻き付けて使うので、ゴムのように伸びすぎる生地も不向きです。
Tシャツ生地くらいの少し伸縮する程度であれば、大丈夫ですよ。
生地は15cm×40cmが2枚切り取れるくらいのサイズがあれば十分です。
少ない生地で作れるので古着やハギレなども活用できますね!
補足・針金について
針金は100円ショップで買えるもので十分です。
太さは2ミリほどのものが良いでしょう。
あまり細すぎると髪をまとめる力が弱いですし、太すぎると扱いが大変なためです。
長さは1mもあれば十分です。
では材料と道具が揃ったところでサイズの決め方をみていきましょう。
デフトバンの作り方・サイズの決め方
まずは販売されているデフトバンのサイズをみてみましょう。
この辺りが多いようでした。
大人用は髪が長い方や、毛量が多めの方は少し大きめに作った方が良いと思います。
子供用は頭の大きさや、髪の毛の細さによってサイズを調整する必要がありそうですね。
サイズに迷う場合は少し大きめに生地をカットしてから、好みのサイズになるよう少しずつ小さくしていくのが良いでしょう。
今回、私は大人用で、長さ35cm・幅9cm・真ん中の穴10cmというサイズで作ってみようと思います!
また今回は基本の四角い形で作りますが、好みに合わせて先を丸めたり尖らせたりしてみても良いですね!
サイズが決まったら、いよいよ作り方の手順をみていきましょう。
デフトバンの作り方・作り方の手順
デフトバン作りの大まかな工程は6つです。
- 生地の裁断
- 真ん中の穴を開ける
- 周囲を縫う
- 針金を入れる
- 真ん中の穴を縫う
- 周囲にステッチをかける
ひとつひとつの工程を詳しくご説明していきますね!
デフトバンの作り方1・生地の裁断
まずは生地の裁断をしましょう。
裁断の際には縫い代が必要なので、作りたいサイズに2cmプラスします。
今回は長さ35cm・幅9cmで作るので、生地は長さ37cm・幅11cmで裁断します。
同じサイズを2枚裁断しましょう。
デフトバンの作り方2・真ん中の穴を開ける
次に真ん中の髪の毛を通すための穴を開けましょう。
ちょうど生地の真ん中に穴がくるように、画像の赤い点線のように切れ目を入れます。
今回は10cmの穴を開けますが、子供用であれば8cmくらいでも良いかもしれませんね。
はさみで切れ目を入れたら、穴が四角くなるようにアイロンで整えておきます。
デフトバンの作り方3・周囲を縫う
生地を中表に合わせ、画像のように周囲を3辺縫います。
短い方の1辺を開けておくのがポイントです。
角から1cmくらいは縫っておくと角が返しやすくなりますよ!
周囲を縫ったら、角を斜めに切ってから表に返しましょう。
デフトバンの作り方4・針金を入れる
針金はまず、中に入れる前にある程度形を整えます。
画像のように生地に合わせながら、四角く形を作りましょう。
合わせ目の部分は粘着テープで固定します。
これは完成した後に、針金が飛び出してくるのを防ぐ目的もあります。
とくに子供用に作る際は、針金が手や頭に刺さってしまうと危ないのでテープでしっかりと保護しましょうね!
針金の形が整ったら、口が開いているところから中に入れます。
針金を入れたら、口を閉じます。
ミシンで縫っても良いですし、手縫いで閉じても良いです。
ミシンで縫う際は、針金を避けながら気を付けて縫い進めましょう。
デフトバンの作り方5・真ん中の穴を縫う
最初に開けておいた、真ん中の穴を縫い合わせます。
まち針やクリップなどを使って、2枚の生地がずれないように丁寧に縫いましょう。
デフトバンの作り方6・周囲にステッチをかける
最後に周囲にステッチをかけます。
端から1~1.5cmの位置を、針金に気を付けながら1周縫います。
このステッチには中の針金が歪んだり、ずれたりするのを防ぐ目的があります。
針金を粘着テープで固定した箇所は、他より太くて縫いづらいので片押さえを使うと縫いやすいですよ。
一周ステッチがかかったら、これでデフトバンの完成です!
デフトバンのおすすめアレンジ
デフトバンの基本的な作り方がわかったので、ここからは私がおすすめするアレンジをご紹介していきます。
せっかく作るのであれば、お店では買えないような自分だけのオリジナリティをだしたいと思うかたはぜひ参考にしてみてくださいね!
アレンジ1:リバーシブル
まずご紹介するのは【リバーシブル】です。
作り方は基本のものと同じです。
裏表に2種類の生地を使うだけなのでとても簡単にオリジナリティがだせますね!
髪をまとめる時に、違う生地が見えるようにねじれば参考画像のようにできます。
あえて一面だけが見えるようにねじることもできます。
つまりこれひとつ作れば3通りの見せ方ができるということですね!
無地と柄物の組み合わせはもちろん、合皮とレース、サテンと綿生地のように異素材のものを組み合わせるのもおすすめです。
端にレースのモチーフや、パール調のビーズなどを付けたり、刺しゅうを施したりしてもかわいくなりますよ。
アレンジ2:タオル生地
次にご紹介するのは【タオル生地】のデフトバンです。
タオル生地のデフトバンは髪が濡れている時にも使えます。
なので…
- お風呂や温泉の後など、一時的に髪をまとめておきたい
- プールや海にいった帰り、髪が乾かせないとき
こういった時にタオル生地のものをひとつ持っておけば、かわいく髪をまとめておけるのでおすすめです!
参考作品では、四角ではなく両端をリボンのようにカットしてアレンジしてみました。
もちろん四角のままでも良いですし、角を丸くしてみてもかわいくできますよ。
多くの生地は必要ないので、100円ショップのフェイスタオルでも十分に作れます。
基本的な作り方は変わりませんが、注意点が3つあります。
注意点①:真ん中の穴の部分にだけ接着芯(または接着テープ)を貼る
タオル生地はやわらかく、ものによってはアイロンの折り目が付きにくい場合もあるので裏側から接着芯や接着テープを貼って穴の周辺を補強しておくと良いです。
具体的には開ける穴の部分、下の画像のように貼ります。
1cm幅の接着テープを使うと簡単にできるのでおすすめです!
また画像では黒い接着テープを使用していますが、表の生地に合わせて白か黒を使いわけてくださいね。
注意点②:針金は太く、水に強いものを選ぶ
濡れた髪は、乾いた髪に比べ重みがありますので強度のある針金を選びましょう。
屋外用にビニールコーティングされた針金がおすすめです。
また接続部分に貼るテープも耐水性のあるビニールテープなどを使うと良いでしょう。
注意点③:四角以外の形の時は、返し口の位置に注意
基本の作り方の中では、短い方の辺に返し口(針金を入れるための穴)をあけました。
しかし、端をリボン型や円形にカットした場合には違います。
長い方の辺の真ん中辺り、なるべく直線の部分に返し口をあけましょう。
中に針金を入れる際に多少歪んでしまうこともありますが、四角型と比べて、中に入れてからでも整えやすいので安心してくださいね!
2つのアレンジをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
形・素材・装飾を組み合わせれば、どこにも売っていないあなただけのオリジナルのデフトバンが作れますね!
まとめ
今回はデフトバンの作り方をご紹介してきました。
必要な材料はこちらの4点です。
また必要な道具は、基本的なものばかりでしたね。
サイズは使う人や、髪の長さ、髪質などに合わせて好きなように調整が可能です。
作り方の手順はおおまかに6工程でした。
- 生地の裁断
- 真ん中の穴を開ける
- 周囲を縫う
- 針金を入れる
- 真ん中の穴を縫う
- 周囲にステッチをかける
ミシン慣れしている方なら30分もあれば縫えてしまうくらい簡単です!
またアレンジとして、【リバーシブル】【タオル生地】のデフトバンもご紹介しました。
ぜひ好きな生地、好きなサイズであなた好みのデフトバンを作ってみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考していただけたら幸いです。
はぎれ活用にもなるヘアーアクセサリーの作り方はこちらでもご紹介しています。
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