今回紹介するのは、100均で買えるカットクロスの使い道です。
100均で購入できるカットクロスは、30×35サイズと50×55サイズの2サイズがほとんどです。
種類も多くかわいい生地が揃っているので、見ているとつい買いたくなってしまいますよね。
しかし、小さなカットクロスでは作れるものが限られてしまいます。
買ったはいいけど、使い道に迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、カットクロスで作れる雑貨を一覧にまとめてご紹介していきます。
さらに、私のオリジナルレシピとして30×35のカットクロス1枚で作れる「ドアストッパー」の作り方を画像付きでお教えします。
ぜひ参考にして、カットクロスを活用していきましょう!
100均カットクロスの使い道【カットクロスで作れる雑貨一覧】
まずはカットクロスで作れる小物の定番を、一覧でご紹介します。
- シュシュ
- ヘアバンド
- デフトバン
- ポケットティッシュカバー
- ハンカチ
- ポーチ
- 移動ポケット
- ブックカバー
- コースター
- 鍋敷き
- カイロカバー
- 保冷剤カバー
カットクロス1枚で作れる雑貨の定番はこのあたりでしょうか?
シュシュやヘアバンドなどのヘアーアクセサリー系はテッパンですね。
リボンを作ってヘアゴムに付けるだけでもかわいいヘアーアクセサリーになります。
《デフトバンの作り方はこちらの記事でご紹介しています》
あとは小さめのポーチやティッシュカバーなんかも作ったことがあるという方は多いと思います。
リップクリームや目薬、飴などちょっとしたものを持ち歩くのに便利なミニポーチはいくつあっても良いですよね。
ファスナーをつけたポーチはもちろん、巾着も簡単でおすすめです。
移動ポケットはポケットのない洋服を着ているときに便利なアイテムです。
小学生のお子様がいる方は、かわいい柄の生地で作ってあげると喜ばれると思います。
また移動ポケットを鞄に付けられるようにすれば、ポケットのないトートバッグが使いやすくなりとても便利ですよ。
ハンカチは、カットクロスの端を処理するだけでも良いですし、タオルやガーゼと重ねて縁取るだけでできるのでとても簡単です。
刺しゅうをしたり、ワッペンをつけたりすると、よりオリジナリティが出せます。
文庫サイズの本ならカットクロス1枚でもブックカバーが作れますね。
鍋敷きやコースターはキルト芯やフェルト生地などと組み合わせると丈夫になって良いです。
夏なら保冷剤用カバー、冬ならカイロ用カバーを作るのもおすすめです。
カバーはボタンやファスナーも必要ないのでとても簡単です。
また、小さなカットクロスでも2枚、3枚と使えばちょっとしたエコバッグやクッションカバーなど少し大きめの作品を作ることもできます。
小さなお子様用のスカートや簡単なハーフパンツなんかも複数枚使えば作れますよ。
どうでしょうか、作りたいものは見つかりましたか?
ここに載っているようなものはもう作ったことがあるという方も多いですかね?
「簡単に作れるとはいえ、ヘアアクセもポーチもそんなにいっぱい要らないんだよなー」という方のために実用的な雑貨のアイデアを考えました。
カットクロス1枚で作れる【室内ドアストッパー】です。
とても簡単なので、お家に余ってるカットクロスやハギレを活用してぜひ作ってみてください。
100均カットクロスの使い道【ドアストッパーの作り方】
部屋のインテリアには凝ってるのに、ドアストッパーは100均で買った茶色いフツーのやつ使ってるって方、意外と多いのではないでしょうか?
これなら自分のお気に入りの布で作れるので、インテリアの邪魔をしません。
また、通常のストッパーはドアの片側から下の隙間に差し込むので、置き方によってはきちんと固定できず、ドアが開いたり閉じたりしてしまうことがありませんか?
このストッパーはドアを両側から挟むように設置するので、ドアのどちら側から力が加わっても動きにくい構造なので、そのようなことが起こりにくいのもポイントです。
- カットクロスの使い道として、定番ではない使い方を探している方
- インテリアもお気に入りの生地で作ってみたい方
- かわいいドアストッパーを探している方
ぜひ参考にして作ってみてくださいね。
ではさっそく、必要なものからみていきましょう!
100均カットクロスで作るドアストッパー・必要なもの
必要なものは、こちらの6点と基本の裁縫道具一式です。
- カットクロス1枚(30×35・50×55どちらでも可)
- キルト芯
- フェルト1枚(18cm角)
- 滑り止め液(滑り止めシートでも可)
- ボンド
- ミシン糸
- その他、ミシン、はさみ、チャコペンなど裁縫に必要な道具一式
材料は全て100均で揃えることが可能です。
カットクロスは、薄すぎたり伸びたりする素材でなければなんでも大丈夫です。
とくにおすすめなのは、オックス生地や薄手のデニム生地などのしっかりとした素材です。
サイズは30×35のカットクロスで作れるようになっているので、それより大きい分には問題ありません。
今回はカットクロスの使い道として、ドアストッパーの作り方をご紹介していますが、家にあるハギレや着なくなった服の生地なども活用できます。
また100均の中でも、カットクロス以外にこのようなものが生地として利用できますので、参考にしてみてください。
- ハンカチやバンダナ
- カラーボックス用のカーテン
- クッションカバーなどのインテリア用品
- ランチクロス
- 手ぬぐい、手ぬぐい風タオル
キルト芯とは、綿をシート状にしたようなものです。
厚みがないとストッパーの形が保てないので、キルト芯をいれています。
フェルトは18cm角のものが1枚あればOKです。
カットクロスの色と合わせてかわいい色のものをご用意ください。
ただし、床に置くものなので濃いめの色の方が汚れが目立ちにくくておすすめです。
滑り止め液ですが、店舗によっては売っていないこともあると思います。
その場合は絨毯やマット用の滑り止めして売られている、貼るタイプの滑り止めシートでも代用可能です。
ボンドは布用のもの、ミシン糸は生地に合わせてご用意ください。
その他、はさみや定規、チャコペンなどのお裁縫に必要な道具が必要です。
必要なものがすべて揃ったら、次は作り方をみていきましょう!
100均カットクロスで作るドアストッパー・作り方
カットクロスで作るドアストッパーの作り方を、次の8工程に分けてご説明していきます。
- 生地の裁断
- 印付け
- キルト芯の仮止め
- 長い方の辺を縫う
- 印を縫う
- 三角形にして真ん中を縫う
- フェルトを貼る
- 滑り止め液を付ける
工程は少し多いですが、とても簡単なのでご安心ください。
ひとつひとつの工程を詳しく説明していきます。
1.生地の裁断
まずは生地を裁断します。
本体は横33cm、縦18cmで裁断します。(縫い代込みのサイズです)
横幅のサイズは33cmは固定ですが、縦の18cmはお好みで変えても大丈夫です。
18cmの場合は、出来上がりのサイズでは8cm幅になります。
出来上がりが5cm幅なら12cm、10cm幅なら22cmのように【出来上がりサイズ×2+2】で計算できます。(+2は縫い代分)
ただし、あまり細くしすぎるとドアを押さえる力が弱くなるので5cm以上はあったほうが良いでしょう。
紐は4cm幅で、長さは10cm程度あればOKです。
お家のドアノブの形状などによって長さが異なりますので、必要な長さ(+縫い代分)を考慮してください。
また、共布で作らずに別のテープやリボンでもかわいくできますし、ドアノブに引っ掛けなくても良いという方は紐を付けなくても大丈夫です。
2.印付け
生地の裁断ができたら、チャコペンで印をつけていきます。
チャコペンは水や熱で消えるタイプのものを使いましょう。
画像を参考に、真ん中が3cm、左右に4.5cm幅を3つ、両端に1.5cmずつになるように線を描いておきます。
3.キルト芯の仮止め
次にキルト芯と表地を仮止めします。
キルト芯は生地と同じサイズにカットしておきます。
しつけ糸を使って、周囲と真ん中あたりを十字に止めておくとずれにくくなりこの後の作業がやりやすくなります。
縫い目を大きく設定したミシンで縫って仮止めしても大丈夫です。
のり付きのキルト芯であればアイロンで接着できるので、それでもOKです。
4.長い方の辺を縫う
ここからはミシンでの作業です。
中表にし、33cmの方の辺を縫い代1cmで縫います。
縫い代を割り、表に返します。
縫い目は脇ではなく、真ん中にくるようにしてください。
5.印を縫う
最初にチャコペンでつけた印の上を縫っていきます。
端からではなく、中央のほうから縫っていきます。
線を縫いながら、4.5cm幅のブロック6個には折りたたんだキルト芯を詰めていきます。
手芸用のワタや、ハギレを細かくしたものでも大丈夫です。
真ん中の3cm幅のブロックはドアの下に来る部分なので、何も入れません。
線を全て縫ったら、表側の底にくる部分に紐をつけます。
付ける場所は真ん中の3cmのブロックの隣の4.5cmのブロックです。
紐の輪は外側に来るようにします。
紐が不要な方はこの工程は飛ばしてください。
6.三角形にして真ん中を縫う
次に、左右から三角形に折って真ん中を縫います。
少し分厚くて縫いにくい場所なので、ミシンでうまくできない場合は手縫いで留めてもOKです。
ここまでできたらミシンの工程はすべて終了です。
7.フェルトを貼る
出来上がった土台にフェルトを貼っていきます。
まずはフェルトをカットしていきましょう。
本体の出来上がりサイズが8cm×12cmなので、底用のフェルトは一回り小さい7cm×11cmでカットします。
真ん中につけるフェルトは3cm幅で、一周巻ける長さにカットします。
ボンドを使って、まず真ん中の部分にフェルトを巻き付けます。
裏面はフェルトが足りなくなっても大丈夫です。
真ん中のフェルトが巻けたら、底面のフェルトを貼ります。
すき間ができないようにしっかりと貼り付けてください。
フェルトがずれてしまわないように、少しの間乾かしておきましょう。
8.滑り止め液を付ける
フェルトがある程度乾いたら、底面に滑り止め液をつけます。
画像のように、点を並べるような感じでOKです。
この時、ドアの下に来る真ん中の部分には付けないようにします。
滑り止めシートを使う場合も同じように真ん中だけ避けて、シートを貼りましょう。
滑り止め液が半透明になって、完全に乾いたらドアストッパーの完成です!
このようにドアの下の隙間に挟むようにして使います。
使用しない時は紐を利用してドアノブに引っ掛けておけます。
お気に入りの生地で作れるので、ぜひ部屋のインテリアに合わせたかわいい生地で作ってみてくださいね!
まとめ
100均のカットクロスで作れる小物のアイデアとして、室内ドアストッパーの作り方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、ドアストッパーの作り方をおさらいします。
【必要なもの】
- カットクロス1枚(30×35・50×55どちらでも可)
- キルト芯
- フェルト1枚(18cm角)
- 滑り止め液
- ボンド
- ミシン糸
- その他、ミシン、はさみ、チャコペンなど裁縫に必要な道具一式
ドアストッパー作りに必要な材料や道具は以上の6点と裁縫の基本道具です。
【作り方手順】
- 生地の裁断
- 印付け
- キルト芯の仮止め
- 長い方の辺を縫う
- 表に返して、印を縫う
- 三角形にして真ん中を縫う
- フェルトを貼る
- 滑り止め液を付ける
作り方は以上の8工程です。
直線縫いだけででき、難しい縫い方はないので気軽に作ることができます。
今回はミシンで仕上げましたが、手縫いでも作れますので、ぜひ皆さんも作ってみてくださいね!
カットクロスの使い道のひとつとして、参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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