今回ご紹介するのはとっても簡単にタブレットケースを手作りする方法です。
仕事や学校で使うために、タブレットやノートPCなどを持ち歩いてる方は多いと思います。
タブレットやノートPCは繊細な機械ですので、持ち歩く際はクッション性のあるケースに入れますよね。
そんなタブレットケースですが、せっかく毎日のように持ち歩くものだからもっと自分好みのかわいいものがいいなーと思いませんか?
とは言え、いくら好みのデザインでもあまりに値段が高いと買うのを躊躇いますよね。
そんな時は自分で作ってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介するレシピでは、お気に入りに生地で作れるうえに、ファスナー付けなどの難しい工程も一切ないので、お裁縫初心者の方もご安心くださいね!
では次の章から必要な材料、実際の作り方に分けて詳しくみていきましょう!
簡単手作りタブレットケース:材料編
まずは必要な材料について説明していきます。
- ソフトキャリーケース
- 生地(表裏各1枚)
- カバンテープ
- ファスナーテープ又はスナップボタン
- ミシン糸
ひとつひとつ、もう少し詳しくみていきましょう。
①ソフトキャリーケース
100均のスマホ・PC関連のコーナーで購入できます。
今回は10インチのタブレット用ケースを作るので、こちらの画像のものを使用しました。
もっと小さいサイズ・大きいサイズもありますので、ご自身がお使いの端末のサイズに合ったものを選んでください。
②生地
裁断図は作り方の章でご紹介していますが、10インチの場合はおよそ縦60cm・横40cmほどあれば大丈夫です。(表地・裏地各1枚ずつ必要)
ただし、カバンテープを使わずに共布で持ち手を作るかたは、その分も生地が必要になりますのでご注意ください。(詳しい裁断図は作り方の章でご確認ください。)
表地は基本的にはお好きなもので大丈夫ですが、おすすめはオックス生地です。
厚すぎず薄すぎず、ちょうど良い厚みなので扱いやすいです。
ローン生地などの薄手のものを使用したい場合は、接着芯を貼ってくださいね。
裏地に関しては、洋服などに使う『裏地』のようなツルツルしたものでなくても大丈夫です。
表地がやや薄いかなと感じる方は、少し厚めのものを裏地に使うことで補強できます。
表地と同じ生地でも大丈夫ですが、表地が白などの淡い色の場合は柄が透けてしまうこともあるので、その場合は裏地は無地のものを使用するのがおすすめです。
また、ソフトキャリーケースの黒色が透けてしまうのが気になる場合は接着芯を貼ることで多少透けにくくできます。
③カバンテープ
カバンテープは、ケースに持ち手をつけたい場合はご用意ください。
また長さもご自身のお好みの長さになるように調整してください。
目安としては、手持ちなら80cm(40cmを2本)、肩掛けなら120cm(60cmを2本)ほど必要です。
生地がたくさんある場合は、共布で持ち手を作っても良いですね。
④ファスナーテープ又はスナップボタン
フラップを留めるものをご用意ください。
ファスナーテープやスナップボタンが使いやすく簡単です。
その他、ひと手間ふた手間を惜しまない方はボタンやリボンなどお好みでアレンジしてみてくださいね!
⑤ミシン糸
ミシン糸は60番手で、なるべく表地に合った色味の糸をご用意ください。
必要な材料についての説明は以上です。
また必要な道具については、特殊な道具は使いませんので、基本的な裁縫道具があれば大丈夫です。
簡単手作りタブレットケース:作り方編
材料や道具が揃ったので、ここからは実際の作り方について説明していきます。
まず大まかに工程をみてみましょう。
- 生地の裁断
- 返し口を開けて一辺を縫う
- 印に合わせて折り周囲を縫う
- 表に返しステッチをかける
- 持ち手を付ける
- 留め具を付ける
- ケースをしまって完成!
全部で7工程です。
次から、ひとつひとつの工程ごとに詳しく説明していきます。
工程1、生地の裁断
まずは生地の裁断です。
裁断前に、ご自身が購入したソフトケースのサイズを測ってください。
表記されているサイズと、実際のサイズが違う場合があるので面倒でも必ず測ってくださいね!
厚みがあるので測りにくいかもしれませんが、縫い目から縫い目までを目安にしてください。
またケースが歪んでいる場合は、1番大きいところのサイズを参考にします。
サイズを測ったら、そのサイズに0.5cmを足してください。
その0.5cmを足した数字が、今回作るケースのサイズになります。
裁断が終わったら、画像の青い印の部分(4カ所)にチャコペンで印を付けておいてください。
★見本サイズ
ここからは私が購入したソフトケースのサイズをもとにした見本です。
《横》実寸29.5cm +0.5cm= 30cm
+両端に縫い代1cmずつで【32cm】
《縦》実寸22.5cm +0.5cm= 23cm
×2+フラップ分と縫い代で両端が【51cm】・中央が【55cm】
★見本画像
数値は全て縫い代込みのサイズです。
フラップ部分のサイズはお好みで少し変更しても大丈夫です。
また中央を尖らせずに、曲線にすると柔らかい雰囲気になりますよ。
裏地も全く同じように裁断します。
印つけまで終わったら生地の裁断作業は終了です。
工程2、返し口を開けて一辺を縫う
工程2は、フラップの反対側の短い直線部分を縫っていきます。
表地と裏地を中表に合わせ、短い直線部分を縫います。
この時、生地をひっくり返すための返し口を真ん中あたりにあけておきます。
一辺の左右が縫えたら、アイロンで綺麗に整えます。
工程3、印に合わせて折り周囲を縫う
工程3では、周囲を縫っていきます。
まず、裁断時につけておいた印に合わせて生地を折り畳みます。
綺麗に折れたら、ずれないようにマチ針やクリップなどでしっかりととめておきましょう。
画像のように周囲の3辺を縫います。
工程4、表に返しステッチをかける
3辺が縫えたら、1番最初に開けておいた返し口から生地をひっくり返します。
全部ひっぱりだしたら角をしっかりと出して、アイロンで形を整えましょう。
フラップの角はひっくり返す前に余計な縫い代を切っておくと、綺麗に形がでます。
最期にフラップ部分と、ケース上部の直線にステッチをかけます。
※アイロンだけで生地が落ち着けばステッチはかけなくても大丈夫です。その場合は直線部分に開いた返し口を手縫いで閉じてください。
これで工程4は終了です。
工程5、持ち手を付ける
この工程は、持ち手が必要ない方は飛ばしてください。
カバンテープ(又は共布で作ったテープ)を、ケースの表裏同じ位置につけます。
左右対称になるように気をつけましょう。
つける位置はお好みでも大丈夫ですが、フラップがきちんと閉まるかどうか確認しながら場所を決めてください。
テープはバツ印になるように縫うと取れにくく丈夫になります。
今回見本では、カバンテープではなく、共布をテープ状にしたものをつけています。
こちらは参考サイズです。
工程6、留め具を付ける
工程6では、フラップの留め具をつけていきます。
ファスナーテープやスナップボタンなどお好みでご用意ください。
今回見本はスナップボタンにしてみました。
このような手でパチンと付けるタイプのプラスナップは、生地が薄いとはずれやすいので気をつけてください。
画像のように、合皮やフェルトなどほつれにくい生地を両面テープで貼った上から付けることで、補強になります。
工程7、ケースをしまって完成!
最後にソフトケースを中にしまったら、簡単手作りタブレットケースの完成です!
中のソフトケースのファスナーが不用な方は、ペンチなどを使って外したり、ファスナー部分だけハサミで切り取ったりしてもOKです。
お気に入りの生地で作ると特別感があっていいですよね!
まとめ
今回は、お気に入りの生地で作る簡単タブレットケースの作り方をご紹介しましたがいかがだったらでしょうか?
もう一度、材料をおさらいします。
《必要な材料》
- ソフトキャリーケース
- 生地(表裏各1枚)
- カバンテープ
- ファスナーテープ又はスナップボタン
- ミシン糸
《作り方は7工程》
- 生地の裁断
- 返し口を開けて一辺を縫う
- 印に合わせて折り周囲を縫う
- 表に返しステッチをかける
- 持ち手を付ける
- 留め具を付ける
- ケースをしまって完成!
裏地をつけることで、ケースがしっかりするだけでなく、布端の処理をする手間が省けるのも嬉しいポイントです!
一度作り方を覚えたら、とっても簡単なのでいろんな生地で作って外側だけその日の気分で取り替えるなんていうのもいいですよね。
作り自体がシンプルなので、リボンやレース、ワッペンや刺繍などで装飾するのも楽しいですよ。
また直線だけで縫えるので、小中学生のお子様が自分で作るのにもおすすめです。
自分で作ったケースでタブレットを持ち運べば勉強も楽しくなるかも?
ぜひ自分だけのタブレットケース、作ってみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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