年も明け、今年度もあと3カ月を切りました。
4月からお子様が幼稚園や小学校に通い始めるという方は、いよいよ入園入学グッズを揃えないといけない時期ですよね。
レッスンバッグやシューズバッグなど、サイズが指定されているため既製品では合わず、手作りしようと考えている方も多いと思います。
でもこんな悩みありませんか?
- こどもがキャラクターの生地を使いたがる
- どんな生地を使えば良いのかわからない
- 手作り感が出すぎてなんだかかっこ悪い
こんなお悩みを解決して、おしゃれでかわいくみせるためのコツをご紹介していきます!
せっかく手作りするのだから、それを使うお子様はもちろん、作ったご本人も納得できるものを作りましょう!
- キャラクター生地の活用方法
- おすすめの生地・不向きな生地
- 手作り感を減少させるポイント
【入園入学グッズ】キャラクター生地のおしゃれな活用法
お子様と一緒に生地を選びに行ったら、キャラクターの生地にしたいと言われてしまうのはあるあるだと思います。
もちろん使うのはお子様本人なので、好きなキャラクターの柄を選ぶことは何の問題もありません。
こどもが選んだ柄で本人が満足しているならそれで構わないという考えの保護者の方が大半かとは思います。
とは言え、内心あまりキャラクターものは使って欲しくないなとか、もっとシンプルでおしゃれなものを使ってほしいなと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とくに小学校では6年間使うものもありますから、低学年のうちはいいけど高学年になった時のことも考えたらあまりこどもっぽいデザインは避けたいという考えもありますよね。
そんな「こどもの好きなものや気持ちは尊重したいけど、キャラクターを全面に使うのは抵抗がある」という方におすすめの方法を3つご紹介します。
- ワッペンを使う
- 内布として使う
- リバーシブルにする
ひとつひとつ解説していきます!
ワッペンを使う
1つ目の方法はキャラクターのワッペンを使う方法です。
ワッペンはアイロンで接着するものが多いですが、あえて手縫いで付けておきましょう。
アイロンで付けたものは取ると糊のあとが残ってしまいますが、手縫いで付けておけば簡単に外すことができます。
またワッペンが硬くて手縫いが大変な場合は、一度フェルトに貼り付けてから、フェルト部分を手縫いすると楽に付けることができます。
その際フェルトは水洗いOKのものを使用すると洗濯もできて便利ですよ。
ベースのグッズ自体はシンプルでもかわいいワッペンが付いていれば納得してくれるかもしれませんね!
成長して好きなキャラクターが変わっても、その都度ワッペンだけ交換することができます。
さらに大きくなってキャラクターものは持ちたくないと言われたら、ワッペンを外すだけでシンプルなアイテムとして使えますね。
内布として使う
2つ目の方法は、キャラクター生地を内布として使う方法です。
表からみるとシンプルでも、中には好きなキャラクターのイラストがいっぱいなら案外お子様も納得してくれるかも?
ある程度大きくなって、そのキャラクターに飽きてしまっても表からは見えないので我慢してそのまま使ってもらいましょう(笑)
リバーシブルにする
3つ目はリバーシブルにする方法です。
片面はキャラクター生地、もう片面はシンプルなものにして両面使えるようにしておきます。
お子様が小さなうちはキャラクター生地のほうを表にして使い、少し大きくなってきたらシンプルな方を表にすればずっと使い続けることができます。
1つ目、2つ目の方法では納得してくれなかったお子様もこの方法なら間違いないでしょう。
【入園入学グッズ】おすすめの生地・不向きな生地
次にご紹介していくのは、入園入学グッズを作るのに向いている生地と不向きな生地についてです。
入園入学グッズと言えば、分厚いキルティング生地でできたものをイメージする方も多いのではないでしょうか?
実際、キルティング生地を入園入学グッズに使うのには良い点が多くあります。
まず、生地そのものに厚みがありクッションの役割を果たすため、こどもが乱暴に扱っても中の荷物にキズが付きにくいこと。
生地そのものが丈夫で歪みにくいので、裏地がなくても形状を保てることなどです。
お裁縫初心者でも比較的扱いやすい生地と言えます。
とは言え、キルティング生地だけに絞って探すと、本当に使いたい柄のものがないなんてこともあるかと思います。
でも大丈夫です!
キルティング生地以外でも入園入学グッズを作ることはできます。
入園入学グッズに向いている生地と不向きな生地、また不向きな生地であっても活用できる方法について詳しく解説していきます。
入園入学グッズにおすすめの生地
まず入園入学グッズにおすすめの生地についてです。
- キルティング
- オックス
- 薄手キャンバス(帆布)
- 薄手デニム
最初に少し説明をしたキルティング生地は定番ですね。
やはり裏地や芯地を使わなくても一枚でしっかりと形状を保てるキルティングはおすすめです。
厚みはありますが比較的軽いことも、こども用のアイテムに向いている理由です。
お子様向けのかわいい柄も豊富なので、まずはキルティング生地の中からお気に入りの柄を探してみるのをおすすめします。
オックスは厚みは普通くらいですが、しっかりとした生地なので巾着袋などの小物を作るのにおすすめの生地です。
レッスンバッグや鍵盤ハーモニカ用のバッグなどの重たい荷物を入れるようなアイテムに使用する場合には裏地を付けて補強するほうが良いです。
キャンバス生地と言えば、トートバッグやキャンバスシューズなどが有名ですね。
生地自体がかなりしっかりしているので長く使うものに向いています。
しかし、厚手のものは生地そのものが重たいので小さなお子様の持ち物にするには、少々難あり。
また家庭用のミシンでは縫うのも一苦労です。
なのでキャンバスを使う際は薄手のものを選びましょう。
キャンバス(帆布)には号数があり、一番厚いものが1号、一番薄いのが11号です。
入園入学グッズを作るのであれば《11号》がおすすめです!
デニムも丈夫なので、長く使うアイテムには向いています。
しかし、うえのキャンバス生地と同様に厚手のデニムは重たく、家庭用ミシンでは扱いにくいです。
生地を探す際は、薄手のものや、柔らかく縫いやすいなどの表記を目安に探してみてください。
入園入学グッズに不向きな生地
次に入園入学グッズには不向きな生地についてです。
- 伸縮性のある生地
- 薄すぎる・繊細な生地
- 劣化しやすい生地
- 重たすぎる生地
ニット生地のような伸縮性のある生地は避けましょう。
中に入れたものによって形が歪んでしまいます。
またお裁縫初心者の方にとっては、そもそも縫うのが難しいのでおすすめできません。
これは単純に壊れやすいからです。
とくにこどもは無意識に荷物を引きずってしまったり、公園などに無造作に放置したりと何かと乱雑に扱いがちです。
薄い生地ではすぐに壊れてしまいます。
綺麗なレースの生地などはいろんなところに引っ掛かりやすいですし、チュールなどは端からビリビリ破けてしまいます。
劣化しやすい生地とは、例えば合皮です。
合皮は本人の扱い方に関わらず、経年劣化していきます。
また毛羽立ちやすいウールや、糸がつりやすいサテンなども見た目が悪くなりやすいのでおすすめできません。
これは、やはり使うのがこどもであるという点から避けてほしい生地です。
最近の小学生の荷物は重たすぎるという話は、お子様がいる方なら耳にしたことがあると思います。
ただでさえ重たい荷物ですから、荷物を入れるバッグくらいは軽いものにしてあげましょう。
薄い生地や伸縮性のある生地を使いたいなら
おすすめの生地と、不向きな生地について説明をしました。
そうは言っても、おすすめの生地の中に使いたい柄のものがなかったらどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、不向きな生地をどうすればうまく活用できるのかをご紹介していきます。
せっかくかわいい生地を見つけたけど、薄手なので入園入学グッズには向かないと諦めてしまっていませんか?
またお子様が気に入った生地が薄手だったけど、なんとか使ってあげる方法はないかなと悩んでいる方はこれらの方法を試してみてください。
手芸用品店に行けば、接着芯というものが売っています。
厚みや芯の種類などさまざまあるので、どれを使えばよいのか迷ったときは店員さんに相談してみてください。
薄手の生地でも接着芯を貼ることで生地を丈夫にすることができます。
また伸縮性のある生地(ニット等)でも、伸びないタイプの接着芯を貼ることで、伸縮性のない生地(布帛=ふはく)のように使えるようになります。
キルト芯とは、キルティング生地の中に入っているあの綿の部分のことです。
表地と裏地でキルト芯を挟むことで薄手の生地でもオリジナルのキルティング生地として、使うことができます。
1で紹介した接着芯同様にアイロンで接着できるタイプのものもあります。
伸縮性のある生地でやる場合には先に接着芯で布帛のような状態にしてからがおすすめです。
2つ目のキルト芯を使う方法とは違い、キルティング生地になっているものを使用します。
表に透けないよう無地のものを使うのが良いでしょう。
キルティング生地やオックス生地などしっかりとした厚みのある生地に、薄手の生地を重ねることで丈夫にできます。
縫う際には、初めに縫い代を利用して生地どうしを縫い留めて1枚の布のような状態にしてから使うと縫いやすいです。
【入園入学グッズ】手作り感を減少させるポイント!
この章では、入園入学グッズを少しでもおしゃれにみせるために必要な、手作り感を減らすコツをご紹介していきます。
手作りなのだから、手作り感があって当然と思いますよね?
しかし、お裁縫のスキルが高い人は手作りでも見栄えよく仕上げることができます。
初心者の方の「手作り感」は見比べれば一目瞭然です。
ではどうすれば見栄えよく仕上げることができるのでしょうか?
少しでも残念な手作り感を減少させるためのポイントは3つです!
- 表から見える縫い目は真っすぐ!
- アイロンをちゃんとかけながら縫う
- 既製品っぽいアイテムでグレードアップ
詳しくみていきましょう!
表から見える縫い目は真っすぐ!
ミシンの縫い目の歪みは手作り感満載です。
裏に隠れてしまう部分はご愛嬌でごまかせますが、表から見えてしまう縫い目はそうもいきません。
なのでここだけはしっかり時間をかけてでも真っすぐきれいに縫うことを意識しましょう。
慣れているかたはミシンに付いている目盛りを見ながら縫えますが、それは難しいと感じる方は縫うラインをあらかじめしっかりとチャコペンで描いておくと良いです。
線の上を真っすぐ縫ってから、ペンの印を消せばOKです。
またミシンにマグネットなどでくっつけるタイプの縫い代ガイドなども売っていますので、そういうものを活用してみるのも良いかもしれません。
表から見えるところに気を付けるだけでも、見栄えはだいぶ変わりますよ!
アイロンをちゃんとかけながら縫う
お裁縫のプロこそ絶対に手を抜かない工程がアイロンかけです。
ひとつひとつの工程でしっかりとアイロンをかけていくことで、仕上がりも見違えるほどきれいになっていきます。
縫い代を割る、〇cm幅で折るなど指先だけで済まさないでアイロンをしっかりかけてみましょう。
跡が付きやすい生地であれば、折り目をつけるローラーでも代用可能です。
既製品っぽいアイテムでグレードアップ
丁寧にきれいに縫えたら、最後は既製品っぽいアイテムを使ってグレードアップを目指しましょう!
ブランドタグと言っても、オリジナルで作る必要はありません。
手芸用品店ではさまざまなタグが購入できます。
シンプルに文字だけのものから、まるで本当にどこかのブランドのようなイラストの入ったものまであります。
とくにアイテム自体がシンプルな場合は、ワンポイントにもなるのでおすすめです。
ちょっとしたことですが、巾着の紐の先にループエンドをつけたり、紐を付ける部分にDカンやナスカンをつけたりするだけでもかなり印象が変わります。
プラスチックや金属のパーツが加わるだけで、一気に既製品っぽい雰囲気になりますよ。
例えばバッグの上部をとめるのに、面ファスナー(マジックテープ)ではなくプラスチックのスナップボタンを使ってみるのもおすすめです。
まとめ
今回は入園入学グッズを手作りでもおしゃれでかわいくみせるためのコツを3つご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
最後にポイントをまとめます。
- キャラクターものはワッペンや内布として利用してみる
- リバーシブルならキャラクターに飽きても使い続けられる
- 向いている生地はキルティングとオックス
- キャンバスやデニム生地は薄手で軽いものなら◎
- 重たかったり、破けやすかったりする生地は避ける
- どうしても不向きな生地を使いたいなら、接着芯やキルト芯と併用
- 素人の手作り感を減少するには、まっすぐな縫い目と丁寧なアイロン掛け
- タグやプラスチックパーツなどを使って見た目をグレードアップ!
これから入園入学グッズを手作りしようと思っている方は、これらを参考に素敵な作品を作ってみてくださいね。
最後に一番大事なことを言い忘れていました。
お母さんやお父さんが自分のために手作りしてくれたものは、こどもからすればどんなものでも世界にひとつだけの最高のアイテムです!
あまり細かいことは気にしすぎずに、入園入学準備がんばってくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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