洋裁の本を参考にスカートを作ろうとしたら、生地の横幅が足りずに裁断できなくて困ってしまったことありませんか?

特にウエストがゴムのギャザースカートは、ファスナーやボタン開きがないため、その分横幅が大きくなりがちです。
切り替えもなく簡単そうだからと作り始めたら、最初の裁断の段階でつまづいてしまうと、作る気力もなくなってしまいますよね。
そんな時は、スカートの型紙に少し手を加えて、生地の幅におさまるようにしてみましょう!
「型紙に手を加えるなんて難しそう…」
心配ありません、これからご紹介する方法はとっても簡単です!
1.スカートの形は変えずに切り替えを作る方法
- 前中心で切り替える
- 三枚はぎにする
2.スカートのデザインを少し変える方法
- 裾の広がりを減らす
- スカート丈を短くする
3.ダーツやタックを利用して切り替えを作る方法
- ダーツがあるデザイン
- タックがあるデザイン
さっそくスカートのデザインや自分の好みにあった方法で、実践してみましょう!
1.【生地幅が足りない時の対処法】スカートの形は変えずに型紙だけ変える方法
最初に説明するのはスカートの広がり方や丈など見た目の印象は変えずに、切り替え線を作って生地におさまるようにする方法についてです。
- 前中心で切り替える
- 三枚はぎにする
ギャザースカートの場合はこの方法で型紙を変更するのが一番簡単です。
切り替え線ができてしまいますが、スカートのシルエットには影響がほとんど出ないので、見本の作品と同じように仕上げることができます。
ただし、切り替えを作る位置によって印象が変わることもあるので、自分の作りたいデザインにあった方を選択すると良いでしょう。
ではひとつずつみていきましょう。
前中心で切り替える
まずは前中心(画像:CF)で切り替えを作る方法です。

スカートの多くは、前中心は「わ」でとるデザインになっています。
そのためスカートの裁断をするさいには、生地を縦半分に折って、「わ」になったほうに前中心を合わせて裁断します。
その前中心線を切り替え線にすることで、生地を横に折って使えるようになります。
生地の横幅は短いものでも90cm程度はありますので、これでほとんどのスカートは裁断可能です。
後ろスカートも後ろ中心が「わ」の場合は、同じようにしましょう。
前中心に縫い代をつけるのを忘れないようにしましょう。
縫い代は1cmから1.5cmほどあれば大丈夫です。
あらかじめ縫い代を別の紙を使って付けておくと、裁断の際にうっかり縫い代分を切ってしまうミスを防ぐことができます。
※画像ではわかりやすくするために水色の色紙をつけています。
画像の完成イメージのように、身体の前の中心線に縫い目ができてしまうため、素材やデザインによってはやや違和感を感じる仕上がりになる場合があります。
一番簡単な方法ではありますが、本当に前中心に切り替え線が入っても大丈夫なのか、よく考えてから実践してください。
- ギャザーがかなりたっぷりと入っていて、縫い目が埋もれてしまう場合
- デニム生地やパッチワーク柄の生地など、前中心の切替がデザインとしてうまく機能する場合
三枚はぎにする
次に説明するのは、前中心は「わ」のままスカートを三枚はぎ(後ろも合わせると六枚はぎ)にする方法です。
中心線で切り替える方法よりも少し手間がかかりますが、より自然な仕上がりで、どんなデザインや生地の場合にも使える最も汎用性の高い手法です。
また生地の横幅が足りない時だけでなく、例えばスカートをいくつかの生地を組み合わせて作りたい時にもこの方法で型紙を変えることができます。

まずスカートのウエスト、裾をそれぞれおおよそ3等分にします。
前中心から1つ分の印どうしを直線で結び、この線を切り替え線とします。
型紙を切り離したら、縫い代をつけるのを忘れないように気をつけましょう。
またサイド側のパーツには、地の目線を新しく引きましょう。
サイド側パーツのウエストの半分の印と、裾の半分の印を直線で結んだ線を、新しい地の目線とします。

この位置の切り替えはパネルラインとも呼ばれ、視覚的に細く見せる効果もあり、生地の幅などに関係なくあえて入れるのもアリです。
2.【生地幅が足りない時の対処法】スカートのデザイン自体を変える方法
続いてご紹介するのは、スカートのデザイン自体を変える方法です。
- 裾の広がりを減らす
- スカート丈を短くする
こちらは、デザインが変わってしまうためどんな時にも使える方法ではありません。
生地幅が足りないというだけでなく、スカートのボリュームを抑えたい時や、スカート丈を短くしたい時にも参考にしてみてくださいね。
裾の広がりを減らす
まずは裾の広がりを減らして、横幅を抑える方法から説明していきます。

まずは全体を5、6等分に分けます。
裾をどのくらい小さくするか決めたら、最初に付けた等分の線でバランスよく縮めていきましょう。
※画像右の斜線部分が縮めたところ
はさみやカッターで切ったパーツを、重ねてのりやテープで貼っていくときれいに仕上がります。(折り紙のように折って調整してもOK)
この時、ウエスト側のサイズが小さくならないように気をつけましょう。
ウエストラインや裾のラインがガタガタになってしまった場合は、滑らかに線を引き直します。
この方法で型紙を変えると、スカートのボリューム(広がり)が減ります。
横幅が小さくなるので、生地の幅が足りない時にも有効な方法です。
それ以外にも、少しスカートのボリュームを控えたデザインにしたい時に使えるので、参考にしてみてくださいね。
スカート丈を短くする
次は、スカート丈を変えることで生地幅におさまるようにしていきます。

裾から何cmカットすれば生地幅におさまるか確認しましょう。(または任意のスカート丈を決めましょう)
裾から同じ長さのところに線を引きます。(またはウエストから同じ長さ)
縫い代分を考えるのを忘れないようにしましょう。
縫い代はデザインや生地にもよりますが、2~4cm程度必要です。
この方法で型紙を変えると、スカート丈が短くなり、短くなった分横幅がおさえられるということです。
当然デザインが違ってきてしまうので、使う場面は限られてきますが、こんな方法もあると知っておくと便利ですよ。
3.【生地幅が足りない時の対処法】ダーツやタックを利用して切り替えを作る方法
ここまではウエストギャザーのスカートの場合の型紙の変え方をご紹介してきました。
最後に紹介するのは、ダーツ・タックがあるデザインの場合の型紙の変え方です。
ダーツ・タックがあると少し難しいように感じますが、こちらも実はとっても簡単なのでぜひ参考にしてみてくだい。
ダーツがあるデザイン
まずはウエストにダーツがある場合です。

まずダーツの頂点から、裾に対して垂直(または自然に見える角度)で直線を引きます。
あとは、ダーツからなだらかな曲線でつながるように線を書き直しましょう。
ダーツはなくなり、縫い代として処理されます。
サイド側のパーツには、新しく地の目線を引き直しましょう。
裾の真ん中からウエストに向かって垂直にのばした直線が地の目になります。
ダーツはもともとタイトスカートのような広がりの少ないスカートにつくので、生地幅にはあまり関係ないかもしれません。
ですが、例えばはぎれの利用やリメイクなど限られた生地で製作する際にはこのような方法もあると覚えておくと便利ですよ!
タックがあるデザイン
最後はタックがある場合の型紙の変え方です。

タックがある場合には、タックを折った際に内側にくる部分に切り替えを入れることで、スカート着用時には縫い目がほとんど見えず、デザインへの影響を少なくすることができます。
具体的には、タックの印の真ん中、つまりタックの谷折りになる部分です。
まず、実際に型紙を一度タックの通りに折ってみてください。
タック部分だけでなく、裾までしっかりと折り目を付けましょう。
その折り目のうち、谷折りの跡に沿って型紙を切り離します。
切り離したところに新しい縫い代をつけるのを忘れないように気をつけてください。
またサイド側のパーツには、ダーツの時と同様に新しい地の目線を引きましょう。
この方法は、タックだけでなくプリーツにも使えます。
プリーツは特にスカートの横幅が大きくなりがちなので、適当な箇所で型紙を分けてあげると使いやすくなります。
まとめ
スカートを裁断しようとしたら、生地の横幅が足りなくて困ってしまった。
そんな時のために、スカートの型紙を変える6つの方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
1.スカートの形は変えずに切り替えを作る方法
- 前中心で切り替える
- 三枚はぎにする
デザインを大きく変えることなく、生地におさまるように型紙を変えることを目的とする場合はこちらの方法で解決できます。
2.スカートのデザインを少し変える方法
- 裾の広がりを減らす
- スカート丈を短くする
デザインそのものも変更しながら、生地幅が足りないという問題も解決できる方法です。
3.ダーツやタックを利用して切り替えを作る方法
- ダーツがあるデザイン
- タックがあるデザイン
ダーツ・タック・プリーツなどがあるデザインでも、それらをうまく利用することで自然と切り替えをつくり、生地幅におさまるように型紙を変えることができました。
作ろうとしているデザインや、使用する生地に合わせて一番合う方法を参考にしてみてくださいね!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!


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