今回ご紹介するのは、大人の方でも楽しめるアイロンビーズを使ったアクセサリーの作り方です。
アイロンビーズは「子供の遊ぶもの」というイメージの方は多いと思います。
実際、私も小学生の頃はアイロンビーズが大好きでいろいろなものを作っていましたが、中学生になる頃にはすっかり離れてしまいました。
しかし最近は100均でもアイロンビーズが売られており、なんとなく目について懐かしさから久々に手に取ってみました。
小学生の頃にはビビットな色のものしかなかったような記憶がありますが、最近のアイロンビーズは淡いパステルカラーのものもあるんですね。
久々に作ってみると、やっぱり楽しい!とすっかりはまってしまいました(笑)
お子さまと一緒にやっていたら、はまってしまったなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でもただ楽しいだけじゃなくて、せっかくなら実用的なおしゃれな小物を作ってみたいと思いませんか?
そこで、大人が使ってもかわいくておしゃれなアクセサリーのレシピを3つご用意しました。
- 揺れるイヤリング
- リングのイヤーカフ
- イニシャルのネックレス
ぜひ皆さんも参考にして、アイロンビーズ製作楽しんでみてくださいね!
アイロンビーズで作るおしゃれな小物のレシピ:基本の準備
まずレシピに入る前に、アイロンビーズ製作に必要なものをご紹介いたします。
- アイロンビーズ
- アイロンビーズのプレート(四角・丸など用途別に使用)
- ワックスペーパー(クッキングシート)
- アイロン(アイロン台もあると尚良い)
この4点は必ず使いますので、揃えておいてください。
レシピによっては、これら以外にも金具やペンなどが必要になってきますので、都度ご用意ください。
アイロンビーズで作るおしゃれな小物:揺れるイヤリング
まずご紹介するのは《揺れるイヤリング》です。
細長く作ったモチーフがユラユラと揺れて、大人っぽい印象のイヤリングになります。
もちろんピアスでもできますので、お好きな方で製作してくださいね。
《揺れるイヤリング》材料と道具
まずは必要な材料や道具についてです。
基本の材料や道具は【基本の準備】でご確認お願いします。
《揺れるイヤリング》作りに必要な材料・道具はこの4点です。
- イヤリング(またはピアス)の金具
- 丸カン(8mm)
- 金・銀の油性ペイントマーカー
- ペンチ
アイロンビーズのプレートは【四角】の物を使用します。
材料はすべて100円ショップでも購入可能です。
イヤリングまたはピアスは、モチーフを吊り下げることができるタイプのものをご用意ください。
丸カンは、アイロンビーズで作ったモチーフと、イヤリングを繋げる際に使用します。
直径が5mmくらいの丸カンだと、アイロンビーズが太くてサイズが合わないので8mm以上のサイズが必要です。
金・銀の油性マーカーは、このようなペイントマーカーがおすすめです。
色はイヤリングの金具の色と合わせてください。
では、さっそく作り方をみていきましょう。
《揺れるイヤリング》作り方
ここからは、揺れるイヤリングの作り方について3つの工程に分けて説明していきます。
- モチーフ作り
- 塗装
- 組み立て
工程ごとに詳しく説明していきます。
モチーフ作り
まずは、アイロンビーズでモチーフを制作していきます。
横3列、縦はお好みで8~10列くらい並べます。
横幅はなるべく狭い方が大人っぽい印象になりますよ。
左右作るので、同じものを2つ作ります。(左右でデザインを変えてもOK!)
並べ終えたら、ビーズの上にクッキングシートをのせて、アイロンを低温で当てます。
アイロンの温度が高すぎると、ビーズが溶けすぎて失敗しますので気を付けながら作業します。
またアイロンを強く押し付けると、ビーズがつぶれてしまうので、ビーズの表面に当てるようにしましょう。
片面がある程度くっついたら、少し冷ましてからひっくり返します。
温度が高い状態ではビーズが柔らかいので、型から外す際に歪んでしまうことがあります。
また火傷の危険もあるので、アイロンをかけた後はビーズが冷えてかたまるまで少し待ちましょう。
ビーズをひっくり返したら、裏面からも表面と同様にアイロンをかけます。
両面からアイロンをかけることで、よりしっかりとくっつきます。
全てのビーズがしっかりと付いたらモチーフ作りは完了です。
塗装
次に、1の工程で作ったモチーフに色を塗っていきます。
金(または銀)の油性ペイントマーカーを使って、側面を塗ります。
1面ずつ、丁寧にインクを乾かしながら塗っていくのがコツです。
一気に4面塗ろうとすると、手についてしまったり、乾く前のインクが余計なところに付いてしまったりしますので焦らず慎重に行いましょうね。
ペン先はなるべく細めのものを使うと塗りやすいのでおすすめです。
組み立て
出来上がったアイロンビーズのモチーフと金具を繋げて、イヤリングにしていきます。
ビーズの真ん中の列の一番上の穴に、丸カンを通します。
ビーズが溶けすぎて穴が塞がってしまっている場合は、キリや安全ピンの先などを使って、穴を開けてください。
丸カンで、イヤリング本体と繋いだら《揺れるイヤリング》の完成です!
お好みでビーズやモチーフを合わせてもかわいいですよ。
ビーズの並べ方次第でアレンジも楽しめます。
金や銀のペンで側面だけでなく、表面にもペイントを施すとよりアクセサリーらしくなります。
画像上から2番目の紫色のものは、プレートに対して斜めにビーズを配置した例です。
また斜めに配置するなら、星形のプレートも利用できます。
アイロンビーズで作るおしゃれな小物:リングのイヤーカフ
2つめのレシピは《リングのイヤーカフ》です。
金具を使わず、耳に引っ掛けて使うアクセサリーです。
基本の材料以外は使いません。
アイロンビーズのプレートは【丸型(円形)】を用意してください。
《リングのイヤーカフ》作り方
まずは、こちらの画像を参考に丸い形のパーツを作っていきます。
ビーズをひとつだけあけて、隙間を作るのがポイントです。
ビーズを並べたら、アイロンでくっつけていきます。
《揺れるイヤリング》と同様に両面からしかっりアイロンをかけたら完成です!
とにかく簡単なので、アレンジして楽しみましょう!
すき間の開いていない側にビーズを付けたり、別で作ったモチーフやチャームなどを丸カンで繋げてもかわいいです。
揺れるイヤリング同様、アイロンビーズの側面を金や銀の油性ペンで着色すると、よりアクセサリー感がでるのでおすすめです。
下段の青いものは星形プレートを、緑と黒のものは四角いプレートを使用した例です。
ビーズひとつ分の隙間があれば、丸以外の形でもイヤーカフにできます。
カラフルな色使いで、金属も使わないので夏の海やプールに行く際にもぴったりなアクセサリーですね。
アイロンビーズで作るおしゃれな小物:イニシャルのネックレス
最後に紹介するレシピは《イニシャルのネックレス》です。
自分の好きなイニシャルで作ることができます。
またイニシャル以外にも簡単なメッセージを作ることもできます。
今までの2つと比べるとやや難易度が高めですので、頑張って挑戦してみてください!
《イニシャルのネックレス》材料と道具
基本の材料以外に必要なのは、こちらの7点です。
- ネックレス用チェーン
- 丸カン(8mm)
- 文字の手本になる資料
- 無地・薄い色のマスキングテープ
- 透明のクリアファイル
- 黒い油性ペン(ネームペン)
- ピンセット
今回はアイロンビーズ用のプレートは使用しません。
ネックレスのチェーンはお好きな長さ、色の物をご用意ください。
丸カンは、アイロンビーズのモチーフをチェーンに付ける際に必要です。
文字の手本になる資料については、この後の章で詳しく説明していますので、そちらで確認してください。
マスキングテープは、なるべく無地で白や薄い色のものを使います。
作り方の工程で文字を透かして見る必要があるため、柄物や色の濃いマスキングテープは避けてください。
クリアファイルも、文字を透かして見えるよう透明なものを使います。
油性ペンは一般的な黒のネームペンで大丈夫です。
今回は細かい作業が多いので、ピンセットを使うのをおすすめします。
アイロンビーズ専用のものが使いやすいですが、普通のハンドクラフト用のものでも大丈夫です。
《イニシャルのネックレス》文字の準備
まずモチーフにしたい文字を探します。
写真加工アプリなどでもある程度の文字は用意できます。
他には、雑誌やインテリアなどに書いてある文字でも大丈夫です。
紙で用意できた方はそのままのサイズで問題なければ、それでOKです。
複雑すぎるフォントは向かないので、なるべくシンプルな形のものがおすすめです。
アプリ等で文字を用意した方と、紙の文字をサイズ変更したい方は、次の作業を行ってください。
まず、紙の文字を使う方はスマホのカメラでなるべく真正面から撮影します。(スキャン機能等を活用して歪みを直すと良いでしょう)
アプリの文字や、写真の文字を実際に作りたいサイズになるように、画面を拡大したり縮小したりして調整します。
アイロンビーズは直径が5mm程度あるため、あまり小さな文字だと難しいです。
ですので、文字の大きさは直径にして3~4cmくらいのサイズが良いです。
次にクリアファイルを、文字が納まるサイズより大きめにカットします。
カットしたクリアファイルの文字が納まる範囲に、マスキングテープを隙間なく貼ります。
マスキングテープを貼ったクリアファイルをスマホの画面や紙の上に置き、透けて見える文字を油性ペンでなぞります。
なぞっている時にスマホの画面が動いてしまう場合は、画面を固定できるアプリ等を利用するとやりやすいです。
最終的に画像のようにクリアファイルに貼ったマスキングテープに文字が写せたら準備完了です。
《イニシャルのネックレス》作り方
準備が整ったので、実際に制作していきます。
マスキングテープをクリアファイルからはがします。
両サイドにもテープを貼ると、バラバラにならずにはがすことができます。
はがしたテープを粘着面が上にくるようにひっくり返して、再びクリアファイルに貼り付けます。
ここまでできたら、マスキングテープの粘着面にアイロンビーズをのせていきます。
文字の通りにのせると文字がつぶれて読みにくい時は、少し位置をずらしたり、簡略化したりしても大丈夫です。
またアイロンビーズどうしが離れていると、ちゃんとくっつかないのでしっかりと隙間なく並べましょう。
綺麗に文字がなぞれたら、クッキングシートをかぶせながらアイロンを当ててビーズをくっつけます。
クリアファイルにアイロンが当たると、溶けてしまうので気をつけてください。
熱を冷まして、ビーズどうしがくっついているのを確認したら、折れないように慎重にマスキングテープからはがします。
マスキングテープから外したら、表面からもアイロンを当てます。
両面しっかりくっついたら、イニシャルモチーフは出来上がりです。
あとは、できたモチーフに丸カンをつけて、ネックレスのチェーンに通して完成です!
一文字だけでなく、簡単な文字列にすることもできます。
「Hello」と書いてありますが、読めますか?(笑)
文字と文字は透明なビーズで繋ぐことができます。
今回はアクセサリーということで、アルファベットを使いましたが、同じ方法でリボンやハート、星など簡単なイラストも制作できますよ。
ハートや星形の専用プレートがなくても好きな形が作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
大人も楽しめる、アイロンビーズのアクセサリーの作り方を3つご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
- 揺れるイヤリング
- リングのイヤーカフ
- イニシャルのネックレス
気に入ったものはありましたか?
アイデア次第で無限にアレンジ可能なので、ぜひ楽しみながら作ってみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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