今回ご紹介するのは、真ん中にファスナーが付いているタイプのペンケースの作り方です!
またこのレシピでは、シンプルなフラットタイプのものと控えめなマチの付いたタイプのどちらにも応用可能です。
さらに、ゴムバンド付きなので手帳やノートにペンケースを取り付けることができ持ち運びに便利なアレンジになっています。
今までファスナーを付けたことがない方でも、このペンケースなら簡単に作れますよ。
ファスナー付けの練習にもなるのでぜに作ってみてくださいね!
作り方はもちろん、必要な材料や道具から順番に説明していきます。
真ん中ファスナーのペンケースの作り方・必要な材料と道具
まずペンケース作りに必要な材料はこちらです。
- 生地(表地と裏地)
- ミシン糸
- ファスナー
- 平ゴム(幅1.5~2cm程度)
必要な材料はたったの4点です。
1、生地
生地は表地と裏地を別のものしたいときは2種類用意します。
同じものでも良いのであれば1種類でも大丈夫です。
また生地の種類は極端に厚かったり薄かったりしなければどんなものでも良いでしょう。
お裁縫に慣れていない方はシーチングや綿ツイルなどが扱いやすいのでおすすめです!
用尺は作るペンケースのサイズによりますが、30×50cmもあれば十分だと思います。
100円ショップでよく売られているハギレは30×35cmのものが多いので、これでしたら2枚必要になります。
2、ミシン糸
ミシン糸は生地にあわせて選びます。
表からステッチをかける工程があるので、なるべく生地と色味を合わせた方がきれいに仕上がりますよ!
3、ファスナー
ファスナーは作りたいサイズに合った長さのものを用意しましょう。
種類はお好きなもので良いですが、ムシ部分が樹脂でできたコイルファスナーは長さの加工が容易で扱いやすいです。
4、平ゴム
平ゴムは1.5~2.0cm幅が良いでしょう。
かわいいカラーや柄の入ったものを選ぶとデザイン性がアップします。
もちろんデザインに合わせて、普通の白や黒の平ゴムでも大丈夫ですよ!
必要な道具はこちらです。
- ミシン
- はさみ
- 定規
- チャコペン
- まち針や仮止めクリップ
- アイロン
必要なのは基本の道具だけで、特別なものはなにも必要ありません。
では、ペンケース作りに必要な材料と道具が揃ったらサイズを決めて生地を裁断しましょう。
真ん中ファスナーのペンケースの作り方・サイズの決め方
ペンケースを好きなサイズで作っていきましょう。
一般的なペンの長さは15cmくらいなので、ペンケースの縦の長さは17~20cmくらいが良いでしょう。
あまりピッタリ過ぎると、ペンの出し入れがスムーズにできなくなるので2cm以上は余裕を持ったサイズ設定にします。
次に横幅はお好きなサイズにします。
バランス的には5~10cm程度が良いと思います。
マチをつける場合には2~3cm程度に設定します。
今回はフラットに近い、コンパクトな仕上がりにしたいのでマチも控えめにします。
ではサイズが決まったら実際に生地を裁断しましょう!
裁断の際には縫い代分を含めるのを忘れないよう気をつけてください。
例として、私は縦20cm・横8cm・マチ3cmで作ってみます。
画像の★印は、ペンケースの前面にあたる部分です。
Bの横幅の半分から、ファスナーのムシの幅である0.5cmを引いた数字を当てはめます。
縫い代は上下に1cmずつ、左右に0.5cmずつ付けます。
これらの数字をすべて画像にあてはめて計算します。
例では縦も横も22cmになりましたね!
皆さんもA、B、Cに好きな数字を当てはめてみてくださいね。
サイズの計算が出来たら、表地と裏地それぞれ1枚ずつを同じサイズで裁断しましょう。
真ん中ファスナーのペンケースの作り方・手順の説明
生地の裁断まで済んだら、いよいよ縫製の工程に入ります。
- ファスナーを縫い付ける
- ゴムを挟み込み、上下を縫う
- 縫い代を生地で包み、表に返す
おおまかな工程はたったの3つです!
ひとつひとつの工程を詳しく説明していきます。
ファスナーを縫い付ける
工程のひとつめ、まずファスナーを縫い付けます。
表地と裏地の間にファスナーを挟み、縫い代5ミリで縫います。
重ねて縫うと生地がズレやすいので、縫いにくいと感じた方は表地と裏地をわけて順番に縫うと良いでしょう。
ファスナーを縫い付ける時は、表地に対して中表になるよう置きます。
向きを間違えると、ファスナーが裏向きに付いてしまうのでよく確認してくださいね。
両端とも縫えたら、表に返してファスナーの端にステッチをかけます。
ゴムを挟み込み、上下を縫う
表地側の真ん中の位置にゴムを仮止めします。
ゴムの長さはご自分が付けたい手帳やノートのサイズに合わせて調整します。
まち針やクリップで仮止めした状態で、フィット具合を確かめると良いでしょう。
ゴムの長さが決まったら、裏に返して上下を縫います。
フラットタイプであればそのまま縫うだけです。
ファスナーのムシの部分を縫う時は、針が折れないようにゆっくりと縫いすすめると良いです。
マチ付きで作る場合は端をマチ分折った状態で、上下を縫いましょう。
一度そのまま縫ってから、マチ部分を折ると生地がズレずにきれいに縫うことができます。
縫い代を生地で包む
次に、上下の縫い代を生地でくるみ、端の処理をします。
生地は3cm×ペンケースの横幅+3cmで2枚裁断します。
地の目は関係ないので、ハギレなどを活用できます。
また、市販のバイアステープを使用したり、ロックミシンをかけたりしても大丈夫です!
生地で包む際は、縫い代の中に納まるように気をつけてください。
布端の処理ができたら、表に返してペンケースの完成です!
目打ちなどを使って角をきれいに出しましょう。
まとめ
今回は真ん中ファスナーのペンケースの作り方をご紹介いたしましたが、いかかだったでしょうか?
必要な材料はたったの4点でした。
- 生地(表地と裏地)
- ミシン糸
- ファスナー
- 平ゴム(幅1.5~2cm程度)
どれも100円ショップでも購入できます。
また必要な道具も、特別なものは全く使わないので、基本的な裁縫道具があれば今すぐに作りはじめることができますね!
実際の製作工程は、生地の裁断を含めてもたったの4工程でした。
- 生地の裁断
- ファスナーを縫い付ける
- ゴムを挟み込み、上下を縫う
- 縫い代を生地で包み、表に返す
ミシンに慣れている方なら30分ほどで作れてしまうくらいとっても簡単です!
シンプルなデザインだからこそ、自分のお気に入りの生地や素材で作れたら嬉しいですよね。
ゴムを取り付けるというひと手間で、手帳やノートに付けて一緒に持ち運べる便利なペンケースになりました。
作ってみたいと思った方は、ぜひこの記事を参考にしてチャレンジしてみてください!
では今回も最後まで目を通してくださり、ありがとうございました。
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