衣装製作費を安く抑えるコツ教えます!デザイン選定4つのポイント!

お裁縫の基本
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今回お話ししていくのは、衣装の製作費を安く済ませるためのコツについてです!

コスプレ衣装やハロウィンの衣装などを用意する時に、できるだけ費用を安く抑えたいってみなさん思いますよね?

そこで10年以上衣装製作に携わってきた私、asamiが「こんなデザインは高くなる」というポイントを4点ご紹介していきます。

 

衣装製作の依頼を受けた際に、ほとんどの方は値段はできるだけ抑えたいとおっしゃいます。

その一方でデザインはあれもこれもと盛りだくさんで「このデザインでこの予算は厳しいです」と修正を加えることもよくあるのです。

この記事を読めば、どんな点に気をつければ製作費を安く済ませられるのかがわかります。

そして、それだけでなく「なぜこの衣装はこんなに高いのか」という理由もわかっていただけると思います。

 

今回ご紹介する製作費を安く抑えるための、デザイン選定のポイントはこちらの4点です。

  • スカートは短ければ安くなる!
  • 無地のモノトーンなら安くなる!
  • ボタンをやめたら安くなる!
  • みんな同じ生地なら安くなる!

どういうことなのか、詳しくみていきましょう!

 

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衣装製作費を抑えるコツ①スカートは短ければ安くなる!

ひとつめの章は「スカートは短ければ安くなる」です。

これはつまり、使う布の量が少なければその分安く済むという単純な話ですね。

 

単にスカート丈が短いだけでなく、タイトなデザインであれば尚のこと安く済みます。

例えばロリータファッションのようなデザインは、スカート丈が短くても布に大量のギャザーを寄せるため生地の使用量が増えます。

これは極端な例ですが、ウェディングドレスなどは生地を10m以上使うこともあります。

スカートだけでなく、コスプレ衣装などにありがちなマントやケープ、ロングコートなども必要以上の布を使うデザインですね。

パンツでもフレアパンツやキュロットのようなデザインは、スキニーパンツと比べると生地の使用量が増えることがわかると思います。

 

つまり製作費を抑えたいのであれば、なるべくタイトなデザインにするのがおすすめということです!

 

とは言え、アニメのコスプレ衣装や、テーマパークのプリンセス風の衣装などギャザーたっぷりのスカートが必要な時もありますよね?

そういった時におすすめなのが、少ない量でもボリュームを出しやすい生地を使うことです。

具体的にはチュールオーガンジーです。

チュールやオーガンジーは軽くてハリがあるため、少ない量でもボリュームがでます。

また生地自体も比較的安価なので、うまく活用して製作費を抑えましょう!

 

 

衣装製作費を抑えるコツ②無地のモノトーンなら安くなる!

ふたつ目の章は「無地のモノトーンなら安くなる」です。

これは無地の白や黒は、生地の種類も多く揃えやすいというところがポイントです!

 

コスプレ衣装や、オーダーメイド衣装には「特徴的な色や柄」がデザインのポイントになってしまっているものがよくあります。

これはこの「特徴的な色や柄」の布が既製品では売っていないがために、布自体をオーダーする必要があり、その分値段が高くなってしまうのです。

柄ものが全てダメというわけではありません。

例えばドットやボーダー、ストライプなどの凡庸性の高い柄であれば値段に影響する可能性は低いですよ!

逆に無地であっても、ニュアンスカラーのような「くすんだ水色」とか「ベージュっぽいピンク」のようなはっきりしない色は布の種類が少ないためデザインによっては布が揃わないこともあります。

そうなると、白い生地を染めたり、パーツに色を塗ったりと手間が加わるためにその分値段に影響してくるなんてことも!

 

製作費を抑えるコツとして、既製品の布で購入できる色や柄かを把握することです!

特徴的な柄や、ニュアンスカラーを使ったデザインの衣装を製作する際は、多少値段が高くなることは覚悟しましょう。

 

それでもどうしてもこの柄・色は諦められないっていう時もありますよね?

そんな時に役に立つのがマニキュアなんです!

例えば生地に合わせた色のボタンやプラスチックのパーツが手に入らないときは、マニキュアの出番です。

まずは白や、欲しい色味になるべく近いパーツを用意しましょう。

あとは、好みのマニキュアで塗っていくだけです!

マニキュアの良い点は、色の豊富さと入手の手軽さです。

ドラッグストアや100円ショップ等で気軽に購入できるうえに、色の種類もかなり多いのでお好みの色が見つかる可能性は高いでしょう。

最近はLEDライトで硬化できるタイプのジェルネイルも数多く売られていて、こちらもおすすめです。

普段着用としてあまり使えない手法ですが、1、2回程度しか着用しない衣装ならではの裏ワザですよ!

 

 

衣装製作費を抑えるコツ③ボタンをやめたら安くなる!

みっつめの章は「ボタンをやめたら安くなる」です。

これは単純にボタンだけがだめなわけではありません!

 

ボタンやビーズ、レースやワッペンなどの装飾品は意外と高いのです。

ボタンは直径が2cm以上あるような大きくてデザインの凝ったものだと、1つで300円以上することもあります。

300円と聞くと大したことないように聞こえますか?

例えば膝丈のコートなら前開きのボタンが5~6個は必要ですね。

さらに背中の飾りベルトに2つ、袖口に左右2つずつで全部で4つ、はたまたポケットのフラップに2つ…これで14個です。

ボタン1つが300円だとして、全部で4200円です。

衣装ともなればもっとたくさんボタンのついたデザインもあるかと思います。

ボタン代だけで5000円前後かかるって考えたら高く感じませんか?

 

ボタン以外にも、ビーズやスパンコール、レースやブレードなど普段着にはないような華美な装飾が多いのが衣装というもの。

 

ボタン開きをファスナーに変えてみたり、ボタンそのものをくるみボタンで自作したりすると少しですが安くできることもあります。

ファスナーはサイズや種類にもよりますが、1mほどの長さでも500~1000円くらいで購入できるので、ボタンと比べ半分以下の値段に抑えることも可能です。

 

しかし、ボタン開きとファスナー開きでもデザインの印象が全く違ってしまいますよね?

そんな時にはくるみボタンがおすすめ!

くるみボタンとは、金属のパーツを布をくるんだものです。

くるみボタンの基になるパーツは100円ショップでも購入できます。

サイズや店舗にもよりますが、100円で5~10個程度のくるみボタンを作ることができます。

包む布は衣装を作る際にでた生地の切れ端で十分なので、かなり費用を抑えることができますよ!

 

デザインを考える時は、装飾品をどの程度つけるか少し考えてみるといいかもしれませんね。

 

衣装製作費を抑えるコツ④みんな同じ生地なら安くなる!

最後の章は「みんな同じ生地なら安くなる」です。

これはアイドルやバンドなど、4〜5人のグループで衣装を作る場合のお話です。

 

同じ生地、似たようなデザインでグループ全体に統一感のある衣装デザインにすることで少しですが製作費を抑えることができます。

というのは何故か?

それは、同じ生地に統一することで購入する布の量を減らせることがあるからです!

 

例えば4人グループで、1人あたり2mの布が必要だとします。

バラバラの生地を使うのであれば単純に4人×2mなので8m購入する必要があります。

しかし、4人が同じ生地を使用するとします。

すると、7〜7.5mくらいで足りるなんてこともあるのです!

メーター3000円の生地なら、1mで3000円、0.5mでも1500円ほど製作費を抑えることができます。

デザインにもよるので、必ずしも布の購入量が減るわけではありません

 

 

またグループ衣装に限らず、いろんな生地を組み合わせて使うと高くなってしまうことがあります。

どういうことかと言うと…

生地屋さんによって生地の最低購入数に決まりがあるからです。

最低10cmからでも購入できるお店もありますが、中には最低1mからしか購入できないというお店もあるのです。

いろんな生地を20cm〜30cmずつ使いたいと思っても、50cmや1mからしか購入できないのでは、本当に必要な量の倍以上も購入しなくてはいけなくなりますね。

いろんな生地を少しずつ何種類も使うようなデザインの時は、なるべく少ない量から購入できる生地屋さんを探してみましょう!

 

また生地や装飾品などの卸売りでは、大口購入で割安になる値段設定のお店もあります。

そのため違う生地を合計で8m買っても定価のままだけど、同じ生地をまとめて8m買ったら少し安くなるという場合もあるのです。

 

というわけなので、複数人でのグループ衣装を製作する際には統一感のあるデザインにしてみると良いかもしれませんね!

 

まとめ

今回は衣装製作費を安くするためのコツとして、デザイン選定のポイントを4つご紹介しました。

  • スカートは短ければ安くなる!
  • 無地のモノトーンなら安くなる!
  • ボタンをやめたら安くなる!
  • みんな同じ生地なら安くなる!

いかがだったでしょうか?

 

ご自身で衣装を自作するとき、予算オーバーで困ったときには今回の4つのポイントを思いだしてみてください。

もしかしたら節約できるポイントが見つかるかもしれませんね!

 

とは言え、多少デザインを変更してでも予算内に収めるのか、予算オーバーしてもデザインには妥協したくないのかという部分は人それぞれです。

どちらにしても自分の納得のいく衣装にするためには、いろいろな工夫をしてみましょう。

試行錯誤しながら作りあげるのも、楽しみのひとつです。

ぜひ楽しみながら、自分だけの一着を仕上げてみてくださいね!

 

それでは、最後まで目を通していただきありがとうございました。

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